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ドール服作り

ドール服作りに最適な生地は?

sugar and saltの店長しおすぎです!

今回はドール服を作ってみたいけど、どんな布で作ればいいのかわからない!といったお悩みを抱えてる方に針が通りやすくてドールに着せやすい、ドール服に最適な生地は何があるのかをまとめました!

厚めの生地は着せにくい!

私は布が大好きなので厚みを考えずに可愛いデザインなら買ってしまうタイプなのですが😌

初めてドール服を作った時に厚みを気にせずに可愛い生地で作ったらドールの手が袖に通しにくかったり引っ張る事で縫い目が出てしまったりといったトラブルがありました!

なのでドール服には薄めの生地がオススメです😉

直接お店に買いに行ける方は布を触って薄さを確認する事ができますがネットで買う場合は生地の種類が理解できていないと購入出来ないと思うので今回の記事を参考にしてみて下さい😊

厚みの違い

私の中では

ローンが1番薄く、続いてブロード、シーチング、オックス、綿麻キャンバス(帆布)

なのですがこれらは厚みの違い、というよりは

  • 使用している糸の種類
  • 使用している糸の太さ
  • 織り方の種類(平織・綾織・朱子織など)
  • タテ糸とヨコ糸の数(単糸・双糸・ひき揃え)
  • 織り方の密度

が違う為、結果厚みが変わっているんですね!

わかりやすく言えば糸1本(単糸)で作るよりも2本(双糸)の方が厚いですし、スカスカな織り方よりもギュッと密に織られていた方が厚く固い布が出来上がります。

平織り

ブロード、シーチング、CBポプリンは平織りと呼ばれるポピュラーな織り方で作られています。

布には裏表がありますが平織りは裏でも比較的気にならない作品作りができます。

(※当店ではちゃんと表にしています!)

ローン

春夏用のシャツやブラウスに使用されることの多いローン生地。

暑い時期にもさらっと着れる薄手の生地になります。

私はドール服にもブラウスを作成する時はローンを使いますがワンピースやスカートなどもヒラヒラさせたい時はローンで作ります👗

デザインも豊富で可愛い柄がたくさん!

そして若干の透け感があるので透明感を出したい時に使うこともあります!

60〜80という細い糸で作られていて60番よりも80番の方がより密に、艶のある生地になります

よく見かけるタナローンとは

ローン生地を買おうと思い検索すると『タナローン』という言葉を目にする事があると思います。

タナローンはローン生地で最も有名なリバティの80番手と100番手を組み合わせて織った生地の事。

薄手でデリケートですが、繊細な風合いからファンが多い生地です。

生地が薄いと糸調子が難しいのでソーイング初心者の方は、糸が太い(60番手)生地から始めるのがオススメです!

薄地用の針:9号、糸:90番で縫うとより一層綺麗に仕上がります

ブロード

ブロードは主にワイシャツによく使用される生地と言えば想像しやすいかと思います👔

ローンと同じ様にシャツ、ブラウスに使用される事が多いですがローンに比べると透け感がなくドレープなどにも使用されます。

薄くて軽い布で人用の服によく使用されるのでドール服としても縫いやすく着せやすいと思います!

50番手前後が多く、その中でも80番手以上の細い糸で織られた布地は、綿素材でもシルクのような上品な光沢感が見受けられます。

アメリカでは「ブロードクロ(broadcloth)」、イギリスでは「ポプリン(poplin)」と呼ばれています。
そして日本でも番手によって種別されており、糸の細い40番手以上のものを「ブロードまたはブロードクロス」、糸が太い20番手~30番手のものを「ポプリン」と呼んでいます。

シーチング

シーチングは枕カバーやベッドシーツによく使用されています薄いですがしっかりしてる生地、というイメージですね!

通気性もあるので子供服やカバンの裏地にも使用されていますが厚みはないので重たいものを入れる事に向いてません。

安く手に入って縫いやすい、そして可愛い柄が多い事からドール服作りに持ってこいの生地ですがざらつきがあり毛玉になる事も

織りの目も荒いので作品作りの前に水通しが必要になります。水通ししないと作った後に洗濯した場合歪んで台無しになる可能性大です!

オックス

オックス生地は平織りの中でも斜子織りと呼ばれ、シーチングよりもしっかりしているのが特徴です。

小物から服作りまで何にでもオールマイティに使えるオックス生地。

色も柄も豊富なので私も大好きです!

著作権があるので販売はできませんがキャラクター生地もあり子供用に何か作るとなるとオックス生地が多いのではないでしょうか

オックス生地だとドール服のワンピースは袖が通しにくい場合もあります。

作れないことはないのですが少し厚いのでヒラヒラというよりはカッチリした作品ができるでしょう

綿麻キャンバス

油絵を描く時のキャンバスがそのまま使用されている綿麻キャンバス。日本では帆布と呼ばれています。(同じものです!)

厚さはトートバッグやエプロンに使われていると言えば想像しやすいかと思いますがかなり厚め!

ドール服には向いてませんが綿麻キャンバスで作ったトートバッグはハンドメイドの中でも売れ行きがよく人気なのでオススメです😊

まとめ

今回はドール服に使用しやすい生地を紹介しました!

基本的にはどんな生地でも作れないことはないのですが着せやすさ作りやすさを考えたらローン、ブロード、シーチングあたりで作るのが無難でしょう。

綿100%にも色々あるので生地の種類を確認し、透けないか、縫いやすいかなどもこだわる事で理想のドール服が作れるかと思います!

薄すぎるとミシンで縫う時に巻き込んでしまう事も。自分が縫いやすいと思う厚みを知る為にも一度生地屋さんに出向いて生地を直接触ってみる事をお勧めします☺️

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